西川のムアツ布団と高反発マットレスのどちらが腰痛に効果的か?

2018年6月5日

西川のムアツ布団と高反発マットレスのどちらが、より腰痛に効果的なのかが気になっている人も多いでしょう。

そこで西川のムアツ布団の特徴と、一般的な高反発マットレスの特徴や効果を徹底比較します。

この記事を読むと西川のムアツ布団と高反発マットレスのどちらが、腰痛改善に効果的なのかが明確になりますよ。

西川のムアツ布団の特徴と期待できる効果とは?

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出典:http://muatsu.net/

西川のムアツ布団の一番の特徴は、身体を点で支えるという部分。

ムアツ布団には、1300個ものたまご型フォルムがあり、これが耐圧を放射線状に分散し、体の沈み込みを最小限に抑えることで、自然な寝姿勢を維持するメカニズム。

高反発マットレスで言えば、プロファイルタイプのものに近いイメージです。

一般的な高反発マットレスのウレタンフォームとは異なり、2層構造になっていることで、上層と下層がそれぞれ異なった働きをして、寝心地の改善と通気性の向上に効果的。

ムアツ布団の上層部分では、体の重さを点で支えることで耐圧をバランス良く分散。

ムアツ布団の下層部分では、無膜ウレタンを使用することで通気性を向上させていたり、凹凸タイプの下層モデルの場合には、さらにクッション性も高める効果が。

以前は比較的柔らかいモデルが多かった西川のムアツ布団ですが、最近は様々なモデルが用意されており、140ニュートンの反発力を持っている高反発マットレスに近いモデルも登場。

非常に多くの選択肢の中から、好みに合った商品を選ぶことができるのも、ムアツ布団の特徴かもしれません。

西川のムアツ布団のその他の特徴として、仰向け時の腰の部分の沈み込みを2.5cmに限定することで、理想の寝姿勢を再現するというものも。

理想の寝姿勢を再現する際に、最も重要な部分である腰の沈み込みが2〜3cmなので、それを出来る限り再現するという考え方が根本にあるようです。

しかしそんなことが本当にできるのでしょうか?実際にムアツ布団を使用している人の口コミや評判、評価から徹底検証してみましょう。

西川のムアツ布団の口コミや評判はどうなのか?

・ムアツ布団は10月になっても熱くて蒸れる。これはどうにかなりませんか?特に背中の部分が高温になってしまうので、眠れません。冷涼パッドも使いましたが効果を実感できませんでした。

・腰痛に良いと聞いて買ったのに、実際に使ってみたら硬すぎて全くリラックスできません。お陰で肩こりがひどくなりました。

・非常に残念ですが、ムアツ布団を使っていても腰がいたいです。初日こそ快適でしたが、使っているうちにどんどん腰痛がひどくなり、仰向け寝ができなくなりました。

・初日はなかなか寝付けませんでしたが、翌日は朝寝坊して仕事に遅刻。夜中に目覚めなくなったのは良いですが、壁に立てかけるのが面倒です。

・寝心地はとても良いのですが、とにかく臭いが気になります。これは慣れるまで我慢しなければならないのでしょうか?

・良い眠り、宙に浮く感じ、気持ち良い目覚め…と宣伝文句を期待して買ったものの、いつもどおりの目覚めです。

ちょっと固めの布団で寝ている感じでしょうか。腰痛もなく体重も軽い私では効果を実感できないのかもしれません。

・ムアツ布団を畳の上に敷いて寝ている分には調子が良かったのですが、フローリングだと少し物足りない感じ。

元々ベッドで寝ていたからかな?フローリングではなくベッドを買って、その上にムアツ布団をおいてみようと思います。

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高反発マットレスの特徴と期待できる効果とは?

一般的な高反発マットレスの特徴としては、優れた体圧分散性と理想の寝姿勢の再現、点で支えるのではなく面で支えることで、高い体圧分散性と優れた通気性を実現してくれます。

特にここ数年の高反発マットレスは、以前のタイプよりも高機能になり、長いものでは10年〜12年もウレタンフォームの耐久性を保証している商品も。

高機能&高寿命な商品がどんどん開発されているのが、高反発マットレスの現状です。

ちなみに同じ西川系列の東京西川エアーは、ムアツ布団よりも多い1880もの点で支える特徴があります。

さらに反発力も170ニュートンや190ニュートンなどの高反発力のものから、100ニュートン、110ニュートンの少し柔らかめの商品まで選べます。

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出典:http://www.airsleep.jp/

機能性の高さや選択肢の多さから、多くのトップアスリートに支持されているのは、高反発マットレスの方です。

メーカー側としても、高反発マットレスの技術をムアツ布団という歴史あるブランドに転用して、知名度を活用した販売増を狙っているのかもしれません。

東京西川の中でも、高反発マットレスの方がムアツ布団よりも上位モデルの扱いを受けていることを踏まえても、その差がわかると思います。

高反発マットレスと西川のムアツ布団のどちらが腰痛に効果的なのか?

西川のムアツ布団ですが、実はもう発売45周年を迎え400万台も販売している非常に歴史ある商品です。

つまり言葉を返せば、最新のテクノロジーが根幹にあるわけではないということ。

西川は西川でも、昭和西川という東京西川のグループ会社が販売を行っているのも若干微妙な感じ。

最近では、マツコデラックスさんをイメージキャラクターに迎えてさらなる販売を狙っていますが、やはり腰痛効果という点では、高反発マットレスに敵わないでしょう。

どんな体型の人でも、沈み込みを2.5cmに抑えると言うのは難しい話だと思いませんか?

西川のムアツ布団の実際の体圧分散のデータを見ても、効果の高い高反発マットレスの方が優れた結果になっていますので、検査データからも効果の違いがわかります。

西川がムアツ布団で発表している体圧分散のデータは、あくまでも自社の寝具比。

普通の布団とムアツ布団を比較すれば、ウレタン製のムアツ布団の方が優れるのは当然の結果ですし、自社データほど信頼性の低いものはありません。

それとムアツ布団の腰痛効果が高いのであれば、芸能人や現役のトップアスリートが使用しているという声が聞こえてきても良いのですが、そういった話もまったく聞きません。

多くのトップアスリートは、様々なメーカーの高反発マットレスを好んで使用しています。

このあたりのことが全てを物語っていると思いませんか?

寝具メーカーも様々なテクノロジーを導入して、快眠や腰痛対策を考えています。いくら2016年に新しいモデルをムアツ布団が導入したとしても、元々のメカニズムが40年以上前のもの。

そう考えた時に、ムアツ布団の効果はやはり高反発マットレスよりも低いと考えるのが妥当です。

同じようなウレタン製のマットレスであることは違いありませんが、高反発マットレスの方が腰痛効果や体圧分散性に優れている。

それが私の答えです。

もしあなたがムアツ布団の実績を選ぶのなら、それで良いと思いますが、あなたが求めるのが腰痛改善であれば、実績よりも実際の効果に目を向けるべきだと思います。


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私が考える高反発マットレスのおすすめベスト3を下記ページで紹介しています。

効果の分かりにくいものだから、高反発マットレス選びの際にまずは私のレビューが参考になると思います。