安い価格の高反発マットレスをおすすめしない3つの理由とは?

2017年12月22日

高反発マットレスもかなり安い価格で購入できる商品が増え、1万円以下の商品も多数見つけることができます。

消費者としては、お財布の状況に合わせて好みのものを選ぶことができるので、嬉しい状態かも・・・と思うかもしれませんが、実際にはそうとも言い切れない状況かも。

個人的には安い価格の高反発マットレスは、できるだけ購入すべきではないと考えていますので、ダメな理由を3つ紹介したいと思います。

安い価格の高反発マットレスをおすすめしない3つの理由とは?

安い価格で購入できること自体は嬉しい話ですが、高反発マットレスのように毎日使う機能性寝具の場合、価格だけで判断しないほうが良いんです。

これは有名メーカーの商品でも同様で、安い価格にはそれなりの理由がありますし、機能性寝具の高反発マットレスだからこそ、安すぎるものは避けるべき。

安い価格の商品は、耐久性が低く、すぐにヘタる。

安い価格の高反発マットレスを買って後悔したという話に多いのが、やはり耐久性の問題です。

最初は反発力が高くていい感じと思っていたような商品でも、1ヶ月、2ヶ月という時間の経過で、腰やお尻の部分が柔らかくなり始め、気付けば凹んでいる状態に。

これが一番ダメなパターンで、その時点で腰痛が悪化しだしたり、寝心地が変化したりして、体が違和感を覚え始めます。

一度へたり始めた高反発マットレスは、もう二度と最初の状態に戻ることはありませんので、そのままどんどんヘタリが悪化。

いくら安い価格で買ったものとはいえ、その瞬間から粗大ゴミ状態になるということ。

大きなものなので処分に困ったり、ヘタリを感じながら使い続けることで、どんどん腰痛が悪化して整体や整骨院に行き始めるのは本末転倒ですよね。

耐久性の問題は、実は数千円の高反発マットレスだけではありません。

2〜3万円の某メーカーの商品でも起こっていますので、本当に耐久性のあるものを見分ける事は大切なこと。

長く使うことで腰痛改善効果や疲労回復効果を実感できる高反発マットレスですので、安い価格だけで選ばないようにしましょう。

安い価格の商品は、ウレタンの質が悪く、化学物質が混ざっている可能性も。

高反発マットレスの芯材に使用されているウレタンは、中身がどんな状態なのか?外から見ただけでは判断できません。

そしてウレタンに化学物質を混在させることで、検査数値を大幅に改善させることができることがわかっており、特に見かけの密度を高めることができるのでそういったことも行われている状態。

高反発マットレスの芯材であるウレタンの価格を左右するのが、実は密度の部分。

反発力が高い方が効果があるとか、値段が高くなると誤解している人が多い状態ですが、実際は密度の違いが、ウレタン本来のコストの違い。

高反発マットレスのウレタン素材は、硬くするのにはそこまで費用がかかりません。

ウレタンの密度は、耐久性にも影響してくるウレタンの質を意味するもので、その密度が実際の密度よりも良く見えてしまえば、効果が高い、効果が持続すると判断を誤ってしまいますよね。

楽天やAMAZONなどのネット通販サイトを見ていると、30Dの密度の高反発マットレスで1万円以下で販売されているものがあります。

しかしウレタンの原価を考えると、その値段で正規のウレタンであれば商品化して、販売することはできない状態で、正規品なら赤字を垂れ流しているようなもの。

単に耐久性の問題だけであれば最悪は捨てれば良い話ですが、化学物質が染み込んだウレタンで寝ているということは、体に化学物質が蓄積される可能性があるということ。

特に子供がそういった高反発マットレスを使っていれば、成長や健康、体への影響は徐々に出てくるかもしれません。

そういった観点から考えても、見掛け密度だけが高い1万円以下の高反発マットレスは購入すべきではないと私は考えます。

ヨーロッパの寝具メーカーでは、30Dの密度の高反発マットレスは、4〜5万円以上もしますので、そのことからも1万円以下がどういう商品なのか想像できますよね。

安い価格の商品は、体圧分散ができず、高反発マットレスの機能がない。

そもそもの話ですが、高反発マットレスの特徴は反発力が高いだけではなく、高い体圧分散性で睡眠時の体への負荷を軽減したり、理想の寝姿勢を再現することで腰痛や肩こりなどの症状を改善できること。

しかし安い価格の高反発マットレスには、名前だけが高反発マットレスという商品も多い傾向が。

特にホームセンターや格安ショップの高反発マットレスには、触ってみると凄く柔らかい商品もありますが、これがかなり問題かも。

名前は高反発マットレスですが、実は40ニュートンしかないという商品もあります。

一般的には低反発マットレスと呼ばれる反発力の商品ですが、寝具ブームが低反発マットレス→高反発マットレスと変わったことで、在庫を抱えたメーカーが商品名だけを変えて販売している状態。

高反発マットレスとは、一般的に100ニュートンを超えるものを指しますので、40ニュートンではまったく異なりますし、柔らかい高反発マットレスは存在しません。

高反発マットレスは、硬くて寝にくいものというイメージがあるのでそれを逆手に取った商品という見かたもできます。

実際に効果の高いちゃんとした高反発マットレスの場合、そこまで硬くて寝心地が悪いなんてものはありません。

高反発マットレスの寝心地に寝慣れるまでは数日かかりますが、その後は快適な寝心地に変わりますので、合っている商品を選ぶことが大切。

200ニュートンなどの過剰な反発力の高反発マットレスは、もう木の床に直接寝ているようなもので、体がリラックスできずに余計に疲れてしまいますので、あなたにあった商品を選びましょう。

失敗しない高反発マットレスの選び方とは?

やはり信頼できるメーカーの商品を選ぶことが基本ですし、多少は費用をかけてあげることも大切。

有名なメーカーだから安心できる、トップアスリートモデルだから効果があるとか、イメージキャラクターを有名人を務めているから安心できるというものではありません。

寝具である以上、寝心地の好みは違いますし、高反発マットレスは日本人専用設計のものを選ぶべき。

海外でも有名な高反発マットレスは、欧米人のような大きな骨格と筋肉を持っていない普通の日本人では効果を実感できないものだと理解しましょう。

標準体型の人であれば、140ニュートン位の商品がちょうど良い硬さと反発力。できれば実際に数日寝て試してみることが出来る商品を選ぶのが間違いない高反発マットレスの選び方。

実際に寝て試すことが出来る商品があるのかという疑問があるかもしれませんが、高反発マットレスには、90日の返金保証を付けているモットンのような商品もありますので、自宅でしっかりチェックできます。

モットンなら第三者機関の試験結果も公式サイト上で公開していますし、実際に自宅で効果があるのかを試すことも可能。

さらに硬さが合わなければ、反発力の変更や返金申請もできます。そこまで徹底しているので、最悪の場合は返金してもらえば良いので、高反発マットレス選びに失敗しても安心です。

安い価格の高反発マットレスを何度も買い換えるよりも、最初に良いものを選んで長期間使い続ける方が時間もお金も損しません。

そういう高反発マットレスを選ぶことが、最良の選択ではないでしょうか?もちろん私もモットンで腰痛を改善したひとりなので、その効果も実証済みですけどね。

安い価格は商品購入時のメリットのように思えますが、一定の品質や効果を実感できることが確認されていることの方が、寝具選びには重要な事ですよ。


>>寝具好きの私を虜にする高反発マットレス<<
私が考える高反発マットレスのおすすめベスト3を下記ページで紹介しています。

効果の分かりにくいものだから、高反発マットレス選びの際にまずは私のレビューが参考になると思います。