湿気対策が重要な高反発マットレスの通気性とカビ問題とは?

2018年4月20日

低反発マットレスに比べると通気性が高いと評判の高反発マットレスです。

 

通気性の高さが裏目に出てしまう事があるので、

高反発マットレスの効果を持続させるためにもポイントを押さえた湿気対策が重要だったんです。

 

通気性の良さと湿気対策とは真逆の話ですが、なぜ高反発マットレスは湿気を意識しなければならないのか、その関係性について紹介します。

湿気対策が高反発マットレスに必要な理由は?

通気性が高い高反発マットレスなら、

湿気対策など行う必要がないのではと思うことが多いと思いますが、確かに湿気と通気性の高さは別問題ですよね。

 

高反発マットレスの通気性の高さも、使用方法や使用状況によってはかなり微妙な状態になってしまうんです。

 

すのこベッドやベッドフレームを使用している場合なら、そこまで意識しなくても自然と湿気がでていくでしょう。

 

フローリングや畳に高反発マットレスを直置き。

もしこのような使用方法であれば、高反発マットレスの通気性の高さがデメリットになり、定期的なメンテナンスや湿気対策が必要になります。

 

なぜ使用方法で違うのか?

高反発マットレスの通気性の高さやそのイメージについて紹介すると・・・

高反発マットレスの湿気は底面に溜まりやすい

ウレタン素材でも3次元構造体でも

高反発マットレスは空気の通り道があるので、寝ている際にかいた全ての汗や染みこんだ水分は側面からは逃げていきます。

 

湿気のすべてが側面から出るわけではなく、

一部が底面に残ってしまったり、底面と床の温度差でそこに結露が発生したりして、底面に湿気が溜まりやすい傾向があります。

 

布団のように毎日上げ下げして押し入れにしまっているのなら、そこまで湿気について気にすることはないでしょう。

 

しかし高反発マットレスは収納に不向き

直置きで使用している人の多くが万年床のような状態で常に同じ場所に置きっぱなしで使用しているという傾向が強く、それがさらなる湿気の悪化原因。

 

特に高反発マットレスの底面の湿気は、

カビを発生させたり、素材の劣化やヘタリの原因になったりする可能性があるので、しっかりケアする必要があります。

 

高反発マットレスの底面の湿気はカビ問題だけではありません。

湿気やカビはダニの好む環境を生み出してしまう。

最近の高反発マットレスには、

防カビ、防ダニ対策が行われている商品がほとんどなので、ダニについてはそこまで心配する必要がないと考えている人もいるでしょう。

 

布団であれば太陽の下で、

半日も干しておけば表面温度が上がることでダニも死滅したり、干すついでに叩くことで、その繁殖を抑制することもできます。

 

しかし高反発マットレスは日干し厳禁。

商品によっては布団乾燥機も使えずに、陰干しのみのケアしかできないものも。

 

そういった商品を使っていて湿気が溜まってしまうと、カビが発生してしまうでしょう。

 

カビが発生するような湿度が高い環境は、

ダニも好みますので、カビとダニの温床を自ら作り出してしまう可能性が高いということ。

 

フローリングに直置きで、

高反発マットレスを設置している人は、定期的な湿気対策が重要です。

 

高反発マットレスに必要な湿気対策とは?

基本的には週に1〜2回の陰干し。

陰干しというか、高反発マットレスを室内で壁に立てかけておくだけで良いので、それを意識的に行うことが大切。

 

陰干し以外に行うべき湿気対策は、

すのこベッドなどの通気性に優れたものの上に設置する方法やフローリングとの間に除湿シートを置いてそれを定期的に交換する方法など。

 

直置きで放置している状態とは異なり、

底面にたまった湿気を上手く回避させることができますので、これは必ず行うようにしましょう。

 

日頃のメンテナンスが高反発マットレスの寿命をのばすことに繋がり、快適な睡眠環境を持続するためにも必要なこと。

言葉にすると大したことがない湿気対策。

しかしその言葉以上に高反発マットレスを使う人にとって重要であることは間違いありません。

 

マットレスのカビやダニ問題は、

様々な病気やアレルギー症状のきっかけにもなりますので、たかが湿気と放置せず普段から意識的にメンテナンスを実践していきましょう。


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効果の分かりにくいものだから、高反発マットレス選びの際にまずは私のレビューが参考になると思います。