疲れから腰痛に、筋肉疲労が腰痛の原因になるって本当なの?
筋肉疲労や筋肉の疲れから腰痛になることがあると言われていますが、どのようなメカニズムで腰痛を発症するのでしょうか。
普段の姿勢を意識したり、
適切な解消方法を知っておくことで、筋肉疲労や疲れからくる原因を予防することができます。
運動習慣がないあなたの身体でも、腰痛の原因になる筋肉疲労が起こっていることを理解して、より効果的な対策を行っておきましょう。
筋肉のハリや疲労が原因の疲れからくる腰痛に悩む人が増えている
ぎっくり腰のように明らかな原因や症状がある腰痛よりも、知らぬ間に腰が痛い状態が続いていて、いつの間にか腰痛が慢性化している人が増えています。
3ヶ月以上続くような腰痛の症状を慢性腰痛と呼び、その原因として筋肉の張りやコリ、筋肉疲労をきっかけにした症状があると言われています。
筋肉疲労や疲れからくる腰痛といっても、
普段から運動習慣がなく、全く体を動かしていないような人でも、筋肉疲労からくる腰痛を発症する可能性があることを知っていますか。
長時間のデスクワークや同じ姿勢での作業が続くと、腰の筋肉が緊張して硬くなり、柔軟性が低下します。
筋肉の柔軟性の低下とは、
筋膜の損傷原因になりますし、筋肉が硬くなることで血行不良を引き起こし、腰痛の症状を発症しやすい状態になっているということ。
腰の筋肉には疲労が蓄積しやすい特徴がある
人間の体の筋肉には2種類の作用があり、力源になる主動作筋と制動を司る拮抗筋に分類することができます。
腰の筋肉の主な役割は制動。
姿勢を保つために長時間、筋力を発揮し続ける必要があり、特に激しい運動をしなくとも常に使われている傾向があります。
無意識でも筋力が使われることは、
それだけ疲労が起こりやすく硬くなりやすい傾向がありますので、疲れやすい部位だということがわかるでしょう。
筋肉が硬くなることで血流が悪化して、
筋肉に届くはずの酸素が制限されることで筋肉の動きが悪くなり、さらに酸素による老廃物排出効果が低下しますので、腰痛の症状が悪化しやすい状態になります。
疲れからくる腰痛は、筋肉が柔軟性を失うことで起こる悪循環をきっかけにしたもので、書状がどんどん悪化しやすい傾向があると理解しておきましょう。
同じ姿勢を保つことが筋肉疲労や疲れからくる腰痛の原因
腰痛には原因がわからないものが85%以上もあると言われていますので、明確な原因究明をするのは難しい状態。
しかし同じ姿勢を取り続けることは、
明らかに筋肉疲労を引き起こし、腰痛を発生させる要因のひとつですので、それを生活の中から取り除くことが大切です。
デスクワークをする人で2〜3時間も同じ姿勢でいるのは、明らかの腰痛の原因を自分から作っているようなもの。
同じ姿勢で同じ作業を続ける場合は、
1時間以内にすることや、作業の間に5〜10分は時間を空けるようにしましょう。
トイレに行って帰ってくるだけでも良いですし、その場で軽くストレッチをするだけでも、腰にかかる負担を軽減し、筋肉疲労のリスクを回避できます。
同じ姿勢は身体への負担を増やし、
腰痛を引き起こす原因になりますので、そのことをしっかり理解してください。
加齢とともに椎間板や筋力が低下して腰痛になりやすくなる
同じ姿勢だけではなく、加齢とともに腰痛に悩む人が増える傾向がありますが、これにも明確な理由があります。
背骨の間にある椎間板は非常に老化しやすい部位で、25歳を過ぎたあたりから椎間板の老化が始まります。
椎間板の中央にある瑞鶴の水分量が減少し、
35歳を過ぎた頃には髄核を取り巻く線維輪の水分量も減少して、全体的に弾力性が低下し、腰痛への衝撃を吸収する能力が低下してしまいます。
加齢からくる筋力低下が拍車をかけ、
脊椎の中にある末梢神経を刺激することで痛みを感じやすくなる傾向があります。
働き盛りの30代、40代、50代と年齢を重ねるに連れて、どんどん腰痛を感じる人が増えていくのはこういった理由から。
複合的に様々な要因が絡んでいるので、
原因不明の腰痛の症状に悩む人が多いというのも納得できると思います。
睡眠時の姿勢の悪化も腰痛のきっかけや原因になる。
同じ姿勢でいることで腰の筋肉に負担がかかり、疲れてしまうのはおきている時間だけではありません。
むしろ睡眠中の方が寝姿勢による影響を受け、
腰痛や肩こりなどの症状を発症する原因になっている場合もあります。
人生の3分の1を寝て過ごすと言われるほど、
1日の中でベッドや布団の上で過ごす時間は長いですよね。
睡眠負債が話題になっていますが、
慢性的な睡眠不足の人ほど、効率的に睡眠時間での疲労回復を行いたいところでしょう。
しかし実際には寝具が合わずに、
そこで寝続けることで腰痛のきっかけを作ってしまっている人も多いんです。
最近話題の高反発マットレスは、
優れた体圧分散性と、理想の寝姿勢を再現できることで睡眠中の筋肉や身体への負荷を最小限にしてくれますので、原因不明の腰痛に悩んでいるのなら試してみる価値はあるかもしれません。
寝起きの疲労感が抜けない人、
朝起きた時に腰痛や肩こりの症状を感じて、ストレッチをしないと起き上がれないような人は、寝具が合っていません。
寝具選びも筋肉の疲れからくる腰痛を予防・改善する方法のひとつですので、しっかり考えて見てくださいね。
疲れからくる腰痛の原因の記事まとめ
運動をしなくても筋肉疲労や疲れからくる腰痛があるということを理解しておくことが大切です。
原因不明の腰痛が85%もあるので、
明確な原因が思い当たらなくても、今回紹介したようなことをきっかけに腰痛の症状に悩んでいる人は沢山います。
- 筋肉のハリや疲労が原因の疲れからくる腰痛に悩む人が増加
- 腰の筋肉には疲労が蓄積しやすい特徴がある
- 同じ姿勢を保つことが筋肉疲労や疲れからくる腰痛も
- 加齢とともに椎間板や筋力が低下して腰痛になりやすくなる
- 睡眠時の姿勢の悪化も腰痛のきっかけや原因になる
知らぬ間に腰痛の原因を自分で作ってしまっていることもあるので、筋肉疲労や疲れからくる腰痛を防ぐためにも、体を適度に動かしたり、寝具選びも考え直しましょう。
慢性腰痛に悩んでいる人の多くが、
今回紹介したようなことがきっかけとしていることが多い傾向がありますので、本当に注意してくださいね。
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