極厚高反発マットレスのデメリットや欠点を購入前に知ろう

2018年9月7日

極厚タイプの高反発マットレスが増えてきましたが、極厚ならではのデメリットや欠点があるのを知っていますか。

 

もしその点を配慮せずに、

極厚タイプの高反発マットレスを購入してしまうと、腰痛に効果がなく逆効果になることもありますので、この機会に極厚タイプの高反発マットレスのことを理解しておきましょう。

 

極厚高反発マットレスの購入前にチェックして欲しいデメリットや欠点、本当にあなたに必要な寝具なのか理解して、購入すべきかしっかり判断してくださいね。

極厚タイプの高反発マットレスのデメリットとは?

極厚タイプの高反発マットレスのデメリットとして、まず最初に知っておくべきことはその重さではないでしょうか。

 

厚みが増えるということは、その分マットレスの重量も増えるということ。

20cmタイプの極厚タイプの高反発マットレスの場合には、10cmのタイプの2倍のウレタンが必要になりますので、重量が増えてしまうのは仕方がないことです。

 

市販されている商品で説明すると、

20cmの極厚モデルのシングルサイズでは12.5kgもの重量があり、セミダブルで15.1kg、ダブルになると17.5kgにもなりますので、平均的な高反発マットレスの2倍くらいの重さになっていると理解しましょう。

 

一般的なコイルマットレスと比較しても6割ほどの重さがあるということですので、高反発マットレスとして考えるとかなり重めということ。

 

標準的なコイルマットレスはシングルサイズで20kg前後、セミダブルサイズで30kg前後、ダブルサイズで40kg前後なので、数値を比較するとかなり重たいことがわかります。

 

重さが増すことは、お手入れが大変になるということ。

一般的なコイルマットレスと違って、高反発マットレスは定期的なメンテナンスが必要ですから、その都度、重さと向き合う必要があります。

 

できれば1週間に1回、

少なくとも2週間に1回は室内の通気性が高いところで陰干しをしますので、それが重労働に変わってしまうということですから、非力な人には極厚タイプはおすすめできません。

 

コイルマットレスの場合は、ほとんどの人がそこまでの頻度でメンテナンスを行いませんので、少しくらい重量が重くても気にならないでしょう。

 

それだけの重さのマットレスを毎回1人で持ち上げるとなるとかなりの重労働で、腰痛がある人には厳しいかもしれませんし、腰痛が悪化する原因になることもあるので明らかにデメリットです。

 

さらに厚みが増えるということは、

その分ウレタンの品質管理が難しくなり、均等に体圧分散できるかという部分も疑問になりますし、1枚物で極厚タイプのマットレスを作ろうと思えば、発泡させる技術も高度なレベルになるでしょう。

 

寝ていても同じ場所に体圧が掛かり過ぎることで、ヘタリが早いのではないかという部分の不安もあります。

 

ウレタン素材の密度を高めることで、

対応しているメーカーもあるようですが、個人的には本当にその密度があるのか?しっかり耐久性があるのか?という部分はチェックして欲しい部分。

 

ただ厚みがあることでインパクトはありますし、厚いことで薄いタイプとの違いもあるので、沈み込んだ時の腰の状態が気になります。

 

極厚高反発マットレスは、

厚さでごまかすというと言葉は悪いですが、私にとってはそのような印象が強い商品ですので、見た目だけで選ばないようにしてください。

極厚タイプの高反発マットレスの欠点とは?

極厚タイプの高反発マットレスのデメリットを紹介しましまたが、これは欠点ではと思えるポイントも幾つかあります。

 

最もわかりやすいのは、一般的な厚みではないのでカバーが選べないということ。

 

専用カバーを使用するしかなく、

専用カバーが好みの色や素材であればよいですが、そうではないこともありますので、そういった場合や部屋の雰囲気に合わない場合にはマットレスだけが浮いてしまう事になりかねません。

 

ここからはさらに大事な話で、

厚みが厚くなればなるほど、元の状態に戻るまでに時間が掛かってしまいますし、場合によってはしっかり戻らずに元の状態に戻る際に手助けが必要になります。

 

ある極厚タイプの高反発マットレスでは、

最悪の場合は2週間も元の状態に戻るのに時間が掛かる場合があると公式サイトに書かれていますので、到着後すぐに使いたいという人にはそこがネックになる可能性も。

 

気温による影響を受けると思いますが、

2週間もマットレスを置いておくスペースがある家は少ないでしょうし、部分ごとに復元状況が異なることは、その反発力に疑問を持ってしまうと考えることもできます。

 

どこが回復してどこが回復していないなど、目視だけでは確認できませんので、このあたりは厄介なポイントかもしれません。

 

極厚タイプということは、

それだけ素材の臭いがこもりやすいということでもあり、ウレタンの臭いが抜けない(抜けにくい)状態だということもわかっていますので、匂いが気になる人も注意してください。

 

メーカー側では苦心して様々な対策を行っているようですが、やはり極厚すぎると臭いが抜けにくいのは仕方がないことだと理解しましょう。

 

高反発マットレスは搬入時には圧縮袋に入ってきますので、どんな環境でも届きますが、引っ越しの際に階段を降りられない、角を曲がれないという可能性も極厚タイプだと考えられます。

 

搬入時と搬出時のサイズの違いにより、

最悪の場合は破棄する事になり、その為に切ったりしなければならないこともあるかもしれませんので、そういった部分も十分に注意してください。

極厚タイプの高反発マットレスを購入する前に理解すべきことは?

この様に極厚タイプの高反発マットレスには、様々なデメリットや欠点が隠れていますので、購入前にはその点をしっかり理解しておくことが大切です。

 

一般的にフローリングに直置きできるタイプでも、すのこベッドなどに置くタイプでも高品質のモデルあれば、高反発マットレスは10cmも厚みがあれば十分だと考えられています。

 

それ以上に厚い極厚タイプの高反発マットレスが、

より安い値段で販売されている商品も多く、その理由を考えると品質に問題があるのではないかと私は考えてしまいます。

 

ベッドの高さや好みの問題から厚みが必要だと考える人もいるでしょう。

 

しかし私が高反発マットレスを購入する際に最も重要だと考えているのは、腰痛や肩こりが改善することですので、その視点から考えると少し難しいかもしれません。

 

極厚タイプの高反発マットレスの問題ですし、

実際にヘタリがひどく腰痛が悪化したという口コミや評判が多いのも、極厚タイプの高反発マットレスの特徴です。

 

もしあなたが見た目のインパクトに惹かれて、極厚タイプの高反発マットレスを購入しようと考えているのなら、私はあまりおすすめしません。

極厚タイプの高反発マットレスにおすすめ商品はないのか?

もし私が極厚タイプの高反発マットレスを買わなければならないのなら、2018年9月発売のムーンムーン株式会社の「ビブラート1 次世代体圧分散マットレス」を選ぶでしょう。

 

ビブラート1はこれまでの高反発マットレスとは違う独自構造を採用していることで、極厚タイプの高反発マットレスにありがちな体圧分散性や耐久性に関して全く違う方法でアプローチしています。

 

縦型で波型という寝具らしからぬ形状に、ウレタン素材を配置することで優れた体圧分散性と汎用性の高さが話題になっています。

 

 

実際の形状を見ると本当に驚くと思いますが、

このビブラート1は開発までに8年以上の歳月がかかっている高反発マットレスで、睡眠問題に対してこれまでも臨床データを元にこれまでも取り組んできた会社も新商品ですから、信頼性の高い高反発マットレスだと言えるでしょう。

 

極厚タイプの高反発マットレスはあまり好きではありませんが、ビブラート1なら異なるアプローチ方法で腰痛や肩こりの改善に役立つことが期待できますので、チェックする価値はあるでしょう。

 

ビブラート1は150日間返金保証制度がありますので、もし合わない場合でも返金申請することで最小限のリスクに抑えることができますので、それも十分なメリットだと思いますよ。


>>寝具好きの私を虜にする高反発マットレス<<
私が考える高反発マットレスのおすすめベスト3を下記ページで紹介しています。

効果の分かりにくいものだから、高反発マットレス選びの際にまずは私のレビューが参考になると思います。