マニフレックスは長期保証・交換保証があるから安心なの?

2018年6月5日

マニフレックスには、10年、12年、15年とマットレスによって異なりますが、基本的に長期保証・交換保証があるから安心だと考えている人が多いと思います。

しかし実際には、マニフレックスの長期保証制度はあまり機能していないという噂があるのを知っていますか。

高反発マットレスでも人気のマニフレックスの保証書にどう書かれているのか、どんな運用状態なのかを私なりに調べた結果を紹介します。

マニフレックスのエリオセルに対する保証内容とは、

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出典:http://www.flag-s.com/

マニフレックスは長期保証だから安心できる商品だと思っている人が多い高反発マットレスですが、実はその保証条件がかなり厳しい内容になっているのを知っていますか。

実際の保証制度について、購入前にマニフレックスの直営店に聞いても、保証書に書かれている通りとしか教えてもらえないレベルです。

では、マニフレックスの保証書にはどのように書かれているのでしょうか?

マニフレックスの保証書には、「通常の使い方による型崩れやマットレス本来の復元力の劣化等による変形が生じた場合」と記載されています。

この規定に合致しない場合には、全て保証対象外になるということ。

通常使用で復元力の低下や型崩れが起こる状態というのは、人が寝ていない状態で凹んでいたり、押したところが、元の状態に復元しない場合などを想定しているようです。

そういった状況がマニフレックスの芯材のエリオセルに確認できた場合のみ、保証対象になるのですが、実際にどのように確認するのでしょうか。

ネット通販サイトでマニフレックスを購入する際に注意点は?

楽天市場やアマゾンなど、最近は様々なネットショップでマニフレックスの寝具を購入することができます。

購入価格が安い分、保証内容に少し注意すべき点があるのを知っていますか?

それがマニフレックスの公式サイトに書かれているこの内容。

ネット通販されている「マニフレックス」についての保証については、「販売店印」無き保証書、また「偽造保証書」は無効としておりますので「正規販売店」で安心してご購入頂くことをお薦めします。

参照:マニフレックス公式サイト

もしあなたが定価よりもネットショップで10%オフで購入しても、販売店印が押されていなければ、正規のマニフレックスと認められずに、保証対象にならないということ。

購入時には、保証書に押印しているのかを最初にチェックした方がよいでしょう。

この一手間があなたが保証対象の商品を購入できるかどうかの違いになりますので、非常に大切です。

ネット通販しかしていない店舗の場合、様々な部分で不安要素がありますので、注意してくださいね。

マニフレックスの保証が適応されるまでの一連の流れとは?

もしあなたがお使いのマニフレックスがへたってしまったり、元の状態に復元しないという状態になった場合、どのように対応してもらえるのか?

マニフレックスの正規代理店であるフラッグスポート社が対応するのではなく、まずは購入店での確認が優先されます。

最初に購入店舗に連絡をすることから始まります。(この時点で購入したネットショップ等が潰れていたら、対応してもらえない可能性もあるかもしれません。)

保証期間の確認、保証内容の確認、マットレスの状態確認を行なって、回収に関する打ち合わせを購入店と行います。

そして購入店から着払い伝票と専用の紙袋が届きますので、マニフレックスの購入時にセットになっているヒモとクリップを使用して2つ折りに曲げます。

*購入した商品によっては、ヒモもクリップも入っていないことも。

商品が購入店に到着後、そこでまず検品し、そこで判断できない場合のみメーカーの代理店で確認作業を行なって、それで最終的な保証の判断が行われるという流れです。

マットレスの状況によっては、1週間ほどの預かりになることもありますので、その間のベッドマットレスや寝具はこちらが用意する必要があると理解しましょう。

しかもクレーム内容(要は保証対象外の場合)によっては、片道分の送料をこちらで負担する必要が出てくる場合も。

そういった口コミもありますので、保証を依頼する際には本当に凹みやヘタリが確認できる状態に限定すべきでしょう。

この一連の流れを確認するだけでも、マニフレックスの保証を受けるのは、ハードルが高いことだということが分かったと思います。

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マニフレックスの保証内容でよくある勘違いとは?

マニフレックスの保証は、あくまでもマットレスの通常使用によるへたりや復元力がなくなった場合のみ。

マットレスのエリオセルに対するカビの発生、湿気による感触の軟化、側地の破れや汚れなどは完全に保証対象外。

実際に交換保証に届く多くのマットレスが、使用方法や使用環境、お手入れの頻度などから起因する湿気が原因になっている状況だそうです。

こちら側(使用者)の問題で、マットレスのヘタリが問題ではないという結論になっている傾向が強いと理解しましょう。

だからマニフレックスで交換保証を行おうとしても、保証対象外で交換してもらえないというのが、ほとんどの場合のようです。

マニフレックスはかなり高額商品なのに、ここまで手間ひまかけて保証申請を行なっても、実際には適応されにくいということ。

購入時にそういうことがあるというのは、理解しておいた方が良いかもしれません。

日本でのマニフレックス愛用者の多くが抱える問題が、湿気とマニフレックスのエリオセルの相性の悪さ。

イタリアや欧州は基本的に空気が乾燥しているので、エリオセルでもまったく問題はありませんが、湿気の多い日本では、エリオセルが非常にカビやすい状態になってしまうんです。

マニフレックスの敵はへたりよりも先に湿気によるカビ問題!

マニフレックスのカビ問題、これはヘタリよりも早い段階で直面することが多いマニフレックスのマットレスの問題です。

マニシートプラス2や除湿シート、メンテナンス等を行なってもカビてしまっている人がいるのが、マニフレックスの現状。

日本限定発売のマニフレックスメッシュウィングも、カバーを総メッシュにすることで少しでも熱や湿気を外に逃がそうとしていますが、背中が暑いという口コミが本当に多いんです。

夏になると、1晩で平均200ccほどの汗をかきますが、その熱と湿気の一部が底面に溜まってしまうことでカビの原因に。

では冬は?梅雨は?と時期を変えても、やはり湿気が溜まります。

特に冬は空気は乾燥しているものの、ウレタンマットレスの底面では結露が起こることがありますので、マニフレックス以外でもメンテナンス頻度が非常に重要。

ウレタンマットレスは、湿気が原因でカビが発生しなくても湿気による変質を起こし、素材が柔らかくなってしまったり、復元力を失ってしまったりすることもあります。

しかしメーカーでも明確に凹んでいるもしくは、復元力が無くなっているということが確認できなければ、保証対象になりません。

湿気やカビによる劣化は保証対象外と明確に保証書に記載されていますので、保証で交換できた人は本当に僅かなのかもしれません。

マニフレックスの場合、全てをイタリア工場で作成しており、初期の段階で小さなほつれが1〜2箇所あったという報告も。

それでも初期不良として交換してもらえないわけですから、日本人の考える保証制度とはレベルが異なるレベルの可能性があるということは最初に理解しておいた方が良いと思います。

高価格帯の高反発マットレスであるマニフレックスでも、日本人の考えるような保証制度やサポート体制が整っていないということは、非常に残念な状態でしょう。

もしあなたがしっかりした保証やサポートを受けたいのであれば、マニフレックス以外の保証制度の充実した寝具メーカーの高反発マットレスを購入することをおすすめします。


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