通気性が特徴の高反発マットレスは耐久性や冬の寒さが問題に?
通気性が特徴の高反発マットレスは、ウレタン製と比較すると耐久性や冬の寒さが問題になっているのを知っていますか。
空洞素材や中空形成など様々な工夫を凝らして、高反発マットレス内に湿気がとどまらないようにしていますが、それが原因なんです。
実際にどちらのタイプの高反発マットレスがより活用しやすいのか、実際の使用者でもある私の経験も踏まえて徹底検証。
通気性が特徴の高反発マットレスは、ウレタン製と比較すると耐久性が低い
高反発マットレスには、空洞素材や中空形成などの3次元立体構造体の商品と、ウレタン製やラテックス製(天然ゴム)のタイプがあります。
3次元立体構造体の高反発マットレスは、通気性が高く、夏でも快適な睡眠環境を実感できると話題ですが、その分だけ耐久性が低い傾向が。
見ればわかる通り、通気性を意識しているので、マットレス全体がウレタンのようなものではなく、空気の通り道を確保する考え方ですよね。
当然ですがそれだけ強度が低くなりやすく、耐久性に問題を生じてしまう可能性が高いということ。
これはエアウィーヴの保証期間が3年間であることからも、メーカー側でもウレタン製の商品よりも耐久性が短いことを理解しているのだと思います。
どんなに高額なマットレスでもへたってしまえば、本来の機能を発揮できずに腰痛や身体の痛みの原因になりますので注意してくださいね。
通気性が高く高反発マットレスは、戸建てでは冬の寒さが問題になる。
夏は通気性の高さが快眠につながりますが、この手のタイプの高反発マットレスは、冬の睡眠環境に問題が出ることも。
特に戸建てのように気密性が低い家に住んでいると、夜の寒さが気になって目覚めてしまったり、寝付きが悪くなってしまったりすることがあります。
寒いのなら、湯たんぽや電気毛布を使用すれば良いと思うかもしれませんが、商品によっては使用不可や睡眠時には使用不可などがありますので、どの暖房器具をどのようにつかえるのかは購入前に確認すべきこと。
熱が加わることで素材同士の接着が緩んでしまったり、素材が変形する原因になることもあるので、あまり熱を加えない方が良いと考えられています。
特に熱+体重というふたつの要素がかかり続けることで、マットレスの芯材に悪影響を及ぼす可能性が高くなりますので、電気毛布などは睡眠時には低温や電源を切るほうが良いかもしれません。
寒がりや冷え性の人の場合には、あえて通気性が特徴の高反発マットレスを選ばなくとも良いと私は思います。
実際に私自身はウレタン製の高反発マットレスを使用していますが、特に夏の時期でも不快に感じることはありませんので、通気性だけを考えなくても良いと思いますよ。
エアウィーヴは保温用の専用のウォームパッドが毎年売り切れる
通気性の高い高反発マットレスといえば、エアウィーヴを思い浮かべる人も多いでしょう。
確かにエアウィーヴは多くのトップアスリートも愛用していますし、浅田真央さんや渡辺直美さんが出演するテレビCMもよく見かけます。
エアウィーヴは冬の寒さ対策として、毎年冬にウォームパッドを販売しますが、毎年これがすぐに売り切れてしまうほど。
それだけ多くの人がエアウィーヴの冬の寒さ対策を真剣に考えているということなのでしょう。
エアウィーヴも高いのに、さらに2〜3万円もの追加費用がかかりますので、冬の寒さ対策も含み、総額が納得できるのかということも考えたほうが良いかもしれませんね。
通気性が高い高反発マットレスは洗えるので清潔なのか?
通気性が高い特徴がある高反発マットレスは、洗えることが一番のメリットかもしれません。
やはり寝具は清潔に使いたいものの、布団を自宅で洗うのは難しいですよね?
しかし3次元構造体の高反発マットレスの場合、シャワーの水で汚れや雑菌を洗い流すことができますので、衛生面でメリットがあるように感じます。
でも実際には抗菌防臭加工がされているので、そこまで洗わなくとも大丈夫ですし、洗うと結構大変な状態に。
熱湯をかけると素材が変化する可能性もあるので、基本的にお風呂でシャワーの水を使いますが、サイズが大きいのでそれが問題。
さらにバリが残っていたり、カット面が結構ひどいものもあり、そういった高反発マットレスを洗うと手が傷だらけになってしまうこともあるでしょう。
このあたりはどの商品を購入しているのかにもよりますが、セミダブルやダブルサイズの場合には大きすぎて洗うのが大変だと理解しておいた方が良いですよ。
通気性が特徴の高反発マットレスをあえて購入する理由はない
私も一時期、通気性が特徴の高反発マットレスを使用していたことはありますが、やはり耐久性や冬の寒さが気になり処分してしまいました。
徐々に腰やお尻の部分が柔らかくなり、体圧分散性が低下して、どんどん寝にくい状態になってしまうんです。
どちらかと言えば冷え性の私は、通気性が高くなくとも全く問題なかったですし、むしろ歩く時のギシギシ音のような素材同士の擦れる音が気になりました。
もちろん、暑がりさんや汗っかきという人であれば、通気性が特徴の高反発マットレスを選んだ方が良いこともあるでしょう。
ウレタン製の高反発マットレスでも、そこまで寝苦しいとか、暑苦しいという感覚はありませんので、耐久性や使い勝手を考えるとウレタン製で十分だと思いますよ。
エアウィーヴは3年保証、ウレタン製の高反発マットレスは10年や15年保証ですが、値段はそんなに変わらなかったりしますよね?
むしろウレタン製の高反発マットレスの方が価格の安い商品が多いでしょう。
どちらがおトクなのか?ということを考えると、私は長く使えるウレタン製の高反発マットレスの方がおすすめだと考えます。
普通に布団で寝て問題がなかった人なら、ウレタン製の高反発マットレスで十分に寝苦しくないと思いますよ。
通気性も高反発マットレスの魅力のひとつかもしれませんが、それよりも腰痛改善効果や肩こり改善効果などを考えた方が良いでしょう。
高反発マットレス選びは、何を優先するのかで本当に変わりますので、失敗してあとで後悔しない高反発マットレスを選んでくださいね。
>>寝具好きの私を虜にする高反発マットレス<< 私が考える高反発マットレスのおすすめベスト3を下記ページで紹介しています。
効果の分かりにくいものだから、高反発マットレス選びの際にまずは私のレビューが参考になると思います。