ダニ退治や対策は高反発マットレスの寝具寿命を伸ばす大切な方法
ダニ退治やダニ対策、ダニ予防なども高反発マットレスの寝具としての寿命を伸ばす大切な方法ですので、基本的なことを知っておくべき。
防ダニ加工が行われている高反発マットレスでも、普段のケア方法を間違ってしまえば、ダニの温床になることもあるでしょう。
そこでダニの繁殖を予防する基本的な使い方や、ダニ退治やダニ対策に効果的な方法をまとめて紹介します。
防ダニ加工のウレタンマットレスでもダニが繁殖することはある
高反発マットレスには、エアウィーヴやエアリーのように水洗いできるタイプの商品もありますので、そういった商品の場合は、もしもの際にも洗い流すことができます。
しかしウレタン製やラテックス製の高反発マットレスの場合には、普通の布団と同じで洗うことができずに、使用方法を間違えるとダニが繁殖してしまうことも。
どのような防ダニ加工がされていても、湿度の高い部屋やすでにダニが繁殖している環境で、直置き使用を続けていれば、全てのダニを予防する事はできません。
普通の布団のように太陽の下で直射日光に当てて、天日干しできない高反発マットレスだからこそ、普段からダニを繁殖させないようなケア方法を実践することが大切。
と言っても、そんなに難しいことはなく、室内で壁に立てかけておき、底面に溜まった湿気を逃してあげるようにすれば、そこまで問題になることはないでしょう。
だから、普通にメーカー推奨の使用方法やケア方法を実践していれば、そこまで気にすることはありません。
でも実際にダニが発生したら、どのようなケア方法を実践すれば良いのかを簡単に紹介します。
高反発マットレスのダニ対策に布団乾燥機はほぼ使えない
布団乾燥機を使うことで、高反発マットレス内にたまった湿気を逃して、温度が上昇することで、ダニを退治することができると考えるかもしれません。
しかし、多くのウレタン製やラテックス製の高反発マットレスは、布団乾燥機の温度に耐えることができずに、ウレタンが変形したり、厚みが変わったりするなどの影響を受けます。
一般的にダニは50度以上で20分以上経過すると、そのほとんどが死滅すると言われていますが、高反発マットレスでその状態を作れる商品は数少ない状況。
表面温度は50度まで耐えるかもしれませんが、ダニはどんどん内側の涼しい場所まで逃げてしまいますので、内部温度が50度になる頃には高反発マットレスにダメージが及ぶでしょう。
そういったことも考えられますし、実は布団乾燥機だけでダニ退治を行うのはあまり効果的ではありません。
ダニは退治(駆除)→除去→再発予防という3段階をしっかりケアしなければなりませんので、最低でも布団乾燥機+掃除機+ダニ捕りシートなどの組み合わせが重要。
ただ駆除の部分で布団乾燥機の熱が十分に伝えることができませんので、高反発マットレスには限定的な効果しかないと考えましょう。
ダニ用の薬剤を中心部に注入するダニ対策は効果的なのか?
畳のダニ対策には、針を指して薬剤を注入するタイプの商品があるので、それと同じことをウレタン製の高反発マットレスでできないのか。
そう考える人もいるかもしれませんが、これは十分な効果を発揮できません。
その理由は簡単で、高反発マットレスの場合は、畳のように薬剤が全体に広がるわけではないから。
一部のダニは退治や駆除することはできますが、かなり限定的ですし、全体を刺しまくってするほどの効果はありません。
さらに問題になるのが、ダニ退治用の薬剤の安全性です。
各メーカーは人間に対して安全性が高いという形で商品の販売を行っていますが、全く副作用がないとは一切言っていません。
だから、ダニ退治用の薬剤が原因で、アレルギー症状や何かしらの副作用が出る可能性がありますので、そういった安全面も考慮すると、おすすめできないことが分かるでしょう。
実際の効果も限定的なのに、そこまでのリスクをおかしてまで、ダニ退治用の薬剤を使用するメリットはありませんよね。
高反発マットレスのダニ対策は、ダニ捕りシートやダニ捕りマット
そもそもダニの中でも、人間を噛んだり刺したりするのはツメダニと呼ばれる種類で、ヤケヒョウダニやコナヒョウダニは角質やフケを食べているダニ。
ツメダニも人間の体液が好きなわけではなく、昆虫などの体液の方が好物なので、そういった環境があれば、あえてマットレス内に留まる理由はないんです。
だからダニ捕りシートやダニ捕りマットで、ダニが好きな臭いを嗅がせてあげると、そこに寄ってきて、粘着シートで動けなくなってしまうことに。
最近はダニ捕りロボットと呼ばれる、より効率的な商品がありますので、それを使用することもできますが、一般的な効果は3ヶ月位。
これらの商品を使用することで、一般的に除去が難しいと言われるウレタン製の高反発マットレスのダニ退治もできるようになります。
ただ再発予防にも十分に注意する必要があるので、ダニ退治ができたからといって、また同じような使用方法では、ダニが繁殖する温床をまた作ってしまうということ。
そういったことがないように十分に注意しましょう。
ベッドマットレスの湿気を溜めないこと、ダニの好きな角質やフケなどの老廃物を残さないこと、定期的に寝室の換気を行うことなどを徹底してください。
普通のケアを行っていけば、多くの高反発マットレスは防ダニ加工が行われいますので、そこまでダニに悩まされることはないと思いますよ。
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効果の分かりにくいものだから、高反発マットレス選びの際にまずは私のレビューが参考になると思います。