レイコップは高反発マットレスの品質劣化や寝心地変化の可能性が
高反発マットレスでダニや花粉、ハウスダストなどを除去するためにレイコップを使う品質劣化が進むと話題に。
実際にレイコップを高反発マットレスに使用することで、どのようなダメージを与えることになるのかを徹底検証。
清潔な状態で快眠したいと思ってレイコップを使用することは、実は高反発マットレスにとってはデメリットしかなかったんです。
レイコップとはどのような特徴のある商品なのか。
出典:https://www.raycop.co.jp/
レイコップは、ハウスダストに悩む人のために医師が開発したふとん専用のクリーナーで、ネット通販やジャパネットなどのTV通販でもよく見かける商品なので、自宅にレイコップがある人も多いのではないでしょうか。
レイコップの特徴としては、
- UV除菌:99.9%
- ウイルス除去:99.9%
- 3分間のハウスダスト除去効率:90%以上
まずUVランプでダニの動きと孵化を抑制し、99.9%除菌&ウイルス除去、さらにパワフルたたきが布団から叩き出し、しっかり吸引することで、一連の作業が完了。
これらの作業を行うことで、上記の紹介したような非常に優れた効果を実感でき、寝具の快適性を確保したり、アレルゲンの除去に役立つ効果があると話題の商品。
だから多くの人がレイコップを購入し、自宅で布団やベッド、寝具などのケアに使用しているのだと思いますが、高反発マットレスを使用しているなら、使用前に少し考えるべきかも。
高反発マットレスにレイコップを使用すべきなのか?
レイコップを高反発マットレスに使用すべきかどうかと言われれば、私は個人的にレイコップを高反発マットレスに使用することには反対です。
なぜ高反発マットレスにレイコップの使用が向いていないのか?高反発マットレスの特徴とレイコップの特徴を考えると、その理由が明確になりますので、詳しく紹介しますね。
レイコップの紫外線照射が高反発マットレスの素材を劣化させる
まずレイコップの最大の売りポイントである紫外線照射ですが、高反発マットレスは直射日光に当てることで、品質劣化が進むことがわかっており、メーカーでも注意喚起している状態。
3分間という未時間時間でも、ダニやウイルスを99.9%も除去するほど強力な紫外線を至近距離から照射することは、それだけ高反発マットレスにダメージを与えるということ。
紫外線は、高反発マットレスの素材を劣化させることに繋がりますので、寝心地や耐久性、体圧分散性の劣化などを招く要因になることは間違いありません。
レイコップのドライエアーブローも高反発マットレスの劣化原因
さらにレイコップのドライエアーブローという機能を使うと、布団にこもっている水分を除去することができ、ダニを繁殖しにくい環境を作ることができます。
しかしドライエアーブローは本体内で気温を約70℃と高温に暖めて使うためにウレタンの劣化が進みますし、場合によっては見た目の変形が起こる可能性も。
市販されている多くの高反発マットレスが50℃を超えると、本体のウレタンや3次元構造体が熱に耐えられない設計になっている状況です。
レイコップの性能の良し悪しを評価するつもりは一切ありませんが、高反発マットレスを使っている人には、間違いなくレイコップを使うべきではないということがわかるでしょう。
高反発マットレスを使用しているのであれば、絶対にレイコップは使わない。それに同様にUV照射や紫外線照射ができるふとん掃除機も使用しないことをおすすめします。
高反発マットレスはレイコップを使わずに基本的なメンテナンスが重要
高反発マットレスの設計上、レイコップのような商品がメンテナンスに向いていないということは、よくわかったと思います。
そもそも高反発マットレスは、壁に立てかけておくだけメンテナンスが終了するように考えられた商品。
天日干しも不要ですし、重たい高反発マットレスをわざわざ持ち運ぶ必要もなく、その場で持ち上げれば良いだけのこと。
だから普通に使用している人で、1〜2週間毎に基本的なメンテナンスを行っていれば、レイコップを使用しなければならない状態になることもありません。
ウレタン製の高反発マットレスは陰干し、3次元立体構造体の高反発マットレスは、もしもの際には、お風呂場で洗浄することも可能。
定期的なメンテナンスを行っていれば、そこまで品質の劣化も起こりませんので、レイコップは使わなくて済むようにしましょう。
ただ基本的なメンテナンスだけで、ケアできるのはしっかりした商品を購入した場合ですので、最初の高反発マットレス選びで失敗しないようにだけ注意してくださいね。
そうすれば、レイコップを使わなくてはいけないようなシチュエーションになることはありませんので、その点だけ理解しておきましょう。
>>寝具好きの私を虜にする高反発マットレス<< 私が考える高反発マットレスのおすすめベスト3を下記ページで紹介しています。
効果の分かりにくいものだから、高反発マットレス選びの際にまずは私のレビューが参考になると思います。