高反発マットレスと低反発マットレスの違いは寝返りや寝心地?
高反発マットレスと低反発マットレスの特徴やそれぞれの商品の違いはどんな部分なのか。
寝具を買い換えたい人や、マットレス選び初心者の人でもわかるように簡単に説明しますので、購入時の参考にしてください。
寝返りと寝心地が一番のポイントだと言われていますが、実際にどう違うのかを解説しますので、この記事でしっかりチェックしておきましょう。
低反発マットレスの特徴とは?
低反発マットレスと言えば、
反発力が弱いことで体がゆっくり沈み込み、寝心地がすごく良さそうなイメージがあるマットレスのこと。
日本でもトゥルースリーパーが大ブームになったので、低反発マットレスを使ったことがある人も多いかもしれません。
低反発マットレスは、
元々NASAの宇宙飛行士用に開発された素材なので、高い衝撃吸収力と体圧分散性を兼ね備えた素材です。
低反発マットレスの場合は、衝撃を吸収して、その後ゆっくり反動するというのが寝心地の特徴。
手でギュッと押しても、しばらくはその痕が残り、徐々に元の状態になるのをイメージするとわかりやすいと思います。
衝撃吸収力と緩やかな反発性で、
体圧分散性も優れていると話題ですが、高反発マットレスとは少し異なる状態。
低反発マットレスの寝心地は包み込むような感じが特徴的
低反発マットレスは緩やかな反発力があるので、寝心地としては身体を包み込むような感じなんです。
体圧分散性という意味では、
睡眠時の身体の負担は少ないかもしれませんが、一番のデメリットは寝返りが打ちにくいということ。
寝返りができないことで一部に負荷がかかったり、寝返りのたびに筋肉を使うので目覚めてしまうというデメリットがあります。
特に高齢者になると中途覚醒など
睡眠が浅くなる傾向がありますので、包み込むような寝心地が原因で夜中に何度も目覚めてしまうという人もいるでしょう。
この点は本当に注意すべき部分ですので、包み込むような感じが全ての人に良いというわけではないということも理解する必要があります。
高反発マットレスの特徴とは?
高反発マットレスと言えば、
エアウィーヴやマニフレックス、西川エアーをイメージする人も多いと思います。
低反発マットレスとは真逆の性質を持つマットレスのこと。
衝撃を吸収するのではなく高い反発力ですぐに復元し、圧力がかかると押し返す力が作用して、優れた体圧分散性を発揮します。
圧力の強さに応じて反発力が作用しますので、体重のかかり方で反発力の強い部分と弱い部分が変わるメリットも。
肩やお尻のような重い部分は沈み込み、背中や足などはそこまで沈み込まないことで、パーツごとの適した体圧分散性を発揮してくれます。
それが理想の寝姿勢を再現し、
腰痛や肩こりの症状を改善したり、寝起きに疲労回復効果があると言われています。
高反発マットレスの寝心地は適度な反発力が特徴的
反発力が高いことで、
体の沈み込みを最小限にできること、寝返りを打つ際に少しの力で寝返りが打てるという特徴もあります。
低反発マットレスだと筋肉を使って寝返りを打ちますが、高反発マットレスだと身体を傾けるだけでも寝返りを打つことができるでしょう。
睡眠中の筋肉の負担を軽減し、
中途覚醒を予防することになるので、高反発マットレスが最近の寝具業界のトレンドになっています。
高反発マットレスは素材によって様々な特徴があり、ウレタン素材、ポリエチレン樹脂製、天然ゴム製と大きく分けると3種類に分かれます。
エアウィーヴやブレスエアーのようなポリエチレン素材のものは、自宅で簡単に水洗いできる特徴もあるので、清潔に使えるという意味でもメリットがあるでしょう。
高反発マットレスと低反発マットレスの違いとは?
高反発マットレスと低反発マットレスの特徴はなんとなくわかったと思いますが、違いはどこなのか?
実際に違う部分は寝返りと寝心地。
寝返りが打ちやすいのは、身体の沈み込みが少ない高反発マットレスですし、より新しい技術を導入している商品です。
寝心地に関しては個人差がありますが、
私は高反発マットレスの方が好みで、低反発マットレスの場合、身体の沈み込みが強すぎて、寝返りも大変だし夏になると蒸れて暑いというデメリットも。
腰痛に対する効果を考えても、
低反発マットレスよりも高反発マットレスの方が優れているといえるでしょう。
総合的に判断すると、高反発マットレスの方が新しい技術を採用していますし、様々な商品から自分に合ったものを選べるので、よりおすすめできると私は考えます。
あなたがある程度の年齢だったり、
スポーツをしていたり、腰痛があるなら、間違いなく高反発マットレスがおすすめでしょう。
特に高齢者におすすめなのは高反発マットレス!
高反発マットレスが高齢者におすすめな理由は先ほども簡単に説明しましたが、さらに項目を追加すると・・・
- 寝返りが打ちやすい
- 腰痛改善効果が高い
- 疲労回復力が高い
- 体圧分散性に優れている
- 1年中、寝心地が安定している
- 布団を干す必要がない
- 衛生面でも防ダニ、防カビ加工
様々な面でメリットがありますが、やはり高齢者に一番おすすめな理由は、寝返りのしやすさでしょう。
年齢とともに筋力が衰えていきます。
その結果、睡眠時の寝返りすら、上手に打てなくなりますし、筋肉を使いすぎることは、中途覚醒や寝起きの疲労感の原因にもなるでしょう。
低反発マットレスで寝ていると、身体の沈み込みで幸せという人がいる反面、朝起きてもだるさが残っているという人もいます。
睡眠時の寝返りのし難さが与える悪影響で、
寝返りの回数が減ることで、血流やリンパの流れも悪化し、疲労物質を排出しにくくなります。
この様な点を考えると、高反発マットレスの方が低反発マットレスよりも起こりにくい状態になると思いませんか。
実際にどんな高反発マットレスを選ぶべきか。
高齢者になると、体重も筋力も低下するので、反発力が高すぎると逆に理想の寝姿勢を再現できなくなるので、それは避けたいところ。
湯たんぽや電気毛布も必須ですし、水洗いすらお風呂場でやるのは大変な話です。
そういった意味では、ウレタン素材で室内で立てかけるだけで布団干しが終わり、3つの反発力から硬さを選べるモットが最もおすすめかもしれません。
実際に90日寝てみて効果がなければ
返品・返金処理できるモットンなら、はじめての高反発マットレスでもリスクは最小限でしょう。
低反発マットレスと高反発マットレスで悩んでいるなら、じっくり試してみて、それから考えて見るべきですよ。
高反発マットレスと低反発マットレスの違いは寝返りや寝心地の記事まとめ
高反発マットレスも低反発マットレスも様々な商品があり、それぞれに優れた体圧分散性があることがわかっていますが、今買うなら高反発マットレスでしょう。
日本国内の有名寝具メーカーも
独自の高反発マットレスを開発し、本当に様々な商品を開発&販売していますので、あなたの好みにあった商品も選びやすいんです。
さらにメーカー保証も充実し、
10年や15年保証がある高反発マットレスも販売されていますので、長期的視点で考えるなら、高反発マットレスを選ぶべきではないでしょうか。
ただ高反発マットレスを選ぶ際にアスリートモデルだと、標準体型の日本人には、反発力が強すぎる可能性もありますので、それは避けたほうが良いでしょう。
どんな商品を選ぶかは、
あなたの体重や体型と相談してからにしないと、確実に失敗することになりますので、後悔しないためにもその点だけは忘れないでくださいね。
>>寝具好きの私を虜にする高反発マットレス<< 私が考える高反発マットレスのおすすめベスト3を下記ページで紹介しています。
効果の分かりにくいものだから、高反発マットレス選びの際にまずは私のレビューが参考になると思います。